アクリル絵の具の捨て方は?チューブ、パレット、筆洗器の水など詳しく解説

アクリル絵の具で描いた作品

こんにちは、デザイナーでアーティストのマキチャリックスです!

アクリル絵の具で絵を描いた後に必ずやってくるのが後片付けですね。

絵を描くのは楽しいけれど、片付けるのはちょっと面倒だという方は少なくないと思います。

しかし、次に使う時に汚れたままの画材では気持ちも萎えてしまうし、そもそも画材として使えなくなってしまっていたなんてことは避けたいものです。

また、使い終わった後の絵の具はどうすればよいのでしょうか?

そのままゴミ箱に捨ててもよいの?

今回はそんなアクリル絵の具の捨て方から、使った後の道具や、筆洗器の水の捨て方、その他の絵の具や画材などの捨て方について解説していきます。

正しい知識を身につけて、楽しい制作活動を行なっていきましょう!

アクリル絵の具の捨て方

アクリル絵の具は使えば減り、やがて無くなります。

パレットに絵の具を出せば残ったり、汚れたりします。

当たり前の話ですが、「そのままゴミ箱に捨てても良いのかな?」って思われた方も少なくないかもしれません。

大前提としてゴミの分別方法は自治体によって異なりますので、お住まいの役所で確認してください。

ここからは一般的な廃棄方法として解説していきます。

 

残ったアクリル絵の具の捨て方

まずは使い切ったアクリル絵の具の捨て方について。

捨て方は絵の具のチューブの種類によって異なります。

プラスチック製のキャップ、チューブはプラスチックゴミとして廃棄しましょう。

金属製のチューブの場合は不燃(金属)ゴミとして廃棄しましょう。

残ったアクリル絵の具は新聞紙などに絞り出して可燃ゴミとして廃棄しましょう。

バーミリオンは燃やすと有毒ガスが発生しますので不燃ゴミで廃棄しましょう。

パレットについたアクリル絵の具の捨て方

アクリル絵の具は水溶性で乾くと耐水性となります。

パレットに付いた絵の具が乾くと取るのが非常に難しくなります。

プラスチック製パレットや木製パレットで絵の具が乾くと洗うのが大変になったり、捨てなきゃいけなくなったりすることがありますので、紙パレットの使用をおすすめします。

紙パレットであれば、使用後にそのまま可燃ごみに捨てることができます。

サイズもいくつかありますので、少し絵の具を使うときは小さめの紙パレットを使い、たくさん使うときは大きめの紙パレットを使うといった感じです。

また、絵によっては紙パレットでは難しいくらいの量の絵の具を使うこともあるかもしれません。

そんなときは紙コップなどもおすすめですね。

プラスチック製のパレットなどで絵の具がたくさん余った場合は新聞紙などで拭き取ってから洗うようにしましょう。

MakichariX

ちなみに私は紙パレットを使っています。

100均などでも購入できて簡単に手に入りますよ。

使った後の筆洗器の水の捨て方

絵を描く時に筆洗器に水を入れて絵の具についた筆を洗いながら使いますよね。

だんだんと水が絵の具で濁っていきます。

使った後の筆洗器の水については、基本的にそのまま排水溝に流しても構いません。

流した後にシンクや洗面台が汚れてしまったらすぐに洗剤などで洗いましょう。

最もおすすめの環境に配慮した水の捨て方は、使った後の筆洗器を一晩置いておいて、絵の具を沈殿させます。

上積みの水を流して、沈澱した絵の具をテッシュなどで拭き取る方法です。

ここまで徹底してできると素晴らしいですね。

絵の具全般の捨て方について

アクリル絵の具以外にも様々な絵の具の種類があります。

また、絵の具にはペースト状の他にも固形、液体など形態も様々です。

ここでは絵の具全般の捨て方について詳しく解説していきます。 

固形絵の具、粉状の絵の具の捨て方

固形絵の具はお化粧のパレットのような形で固形の絵の具が並んでいるタイプですね。

こちらは「可燃ごみ」として廃棄してください。

粉絵の具に関しても同様です。

容器はプラスチックや瓶などが使われていると思いますので、それぞれ分別して廃棄しましょう。

ペースト状の絵の具

いわゆるチューブに入った絵の具がこのタイプですね。

アクリル絵の具の捨て方でも解説しましたが、新聞紙などに絞り出して可燃ごみとして廃棄します。

ただし、絵の具には水性と油性があります。

油絵の具が油性ペースト絵の具ですね。

油性の絵の具は発熱する恐れがありますので捨て方に注意が必要です。

ポリ袋に絵の具を絞り出して、発熱を抑えるために水をかけて封をして可燃ごみとして廃棄しましょう。

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そのまま捨てていてボヤ騒ぎになったなんてことも聞いたことがあります。

液体状の絵の具

水性絵の具で少量の場合は水を流しながら排水溝に流しましょう。

大量の場合は紙や布などに染み込ませてからポリ袋に入れて封をし、可燃ごみとして廃棄しましょう。

画用液の捨て方

油絵では油絵の具だけではなく絵の具に混ぜて使ったり、筆を洗ったり様々な画用液があります。

絵の具の捨て方と同様に、画用液の捨て方についても知っておきましょう。

液体状の画用液で水性の場合、少量の場合は水を流しながら排水溝に流しましょう。

大量の場合は紙や布などに染み込ませてからポリ袋に入れて封をし、可燃ごみとして廃棄しましょう。

油性のものはポリ袋に新聞紙やウエスなどを入れて、発熱を抑えるために水をかけて封をして可燃ごみとして廃棄しましょう。

ペースト状で油性のものも同様です。

 

スプレーの捨て方

画材で絵の具の他によく使うものにスプレーがあります。

バーニッシュ(保護剤)のスプレータイプやフィキサチーフ(定着スプレー)、アクリルカラーのスプレーなど。

スプレータイプで中身が残っている場合は紙や布に拭きつけて使い切り、ポリ袋などに入れて封をして可燃ごみとして廃棄しましょう。

空になった缶は不燃(金属)ごみとして廃棄しますが、缶自体に穴を開けるか開けないかは自治体によって異なりますので、役所に確認しましょう。

ホームページなどで細かく掲載している自治体が多いと思います。

MakichariX

ちなみに私の住んでいる自治体では中身を使い切って、穴を開ける必要なくスプレー缶専用の資源ごみ回収となっています。

火災の原因となるので不燃ごみとしては出せません。

大量の絵の具(画材類)の捨て方

なんらかの理由があって絵を描くのを止める、画材類を全て処分しなければならなくなった時など。

ちょっと悲しい気がしますが、そんな状況になることもあるかもしれません。

普段絵を描いていて使った絵の具を捨てたりする場合はこれまで解説してきた方法でよいのですが、大量の絵の具や画材を処分するとなると大変ですので。

ここでは、いくつかの方法を紹介します。

フリマアプリを活用する

自分はいらなくなったものでも、別の人からすれば必要なものもあります。

使い古した絵の具では難しいかもしれませんが、新しい絵の具や、数回程度しか使っていない道具などはプリマアプリなどを使って、必要としている方に使ってもらう方法もあります。

出品や梱包、発送などの手間はかかりますが多少の収益になるかもしれません。

絵の具は保存状態によっては固まったりして使えなくなってしまうことがあるので出品する際は注意しましょう。

リサイクルショップを活用する

フリマアプリなどの個人間のやり取りや、出品や梱包、配送作業などが面倒な場合はリサイクルショップに持って行くこともできます。

状態がよい場合は買い取ってもらえますが、買い取りできない場合も十分考えられますので、その辺は手元にある画材の状態によります。

新品ではない限り買い取りは難しいかもしれません。

回収業者に任せる

不用品回収業者に任せる。

不用品回収業者は廃棄に関してもプロですので業者にお願いするのも手っ取り早いですね。

その際は信頼できる業者を選びましょう。

メリットとしては、お任せできるので楽ですが、デメリットとしては費用がかかる点です。

画材などの他に様々な不用品の回収を依頼するのであれば業者に任せるのもよいかもしれません。

まとめ

今回はアクリル絵の具の捨て方から絵の具、パレット、筆洗器や他の画材まで捨て方について解説してきました。

捨て方自体はそんなに難しいことはありませんので、すぐに実践できると思いますが、バーミリオンなど燃やすと有毒ガスが発生する色があったりします。

排水溝にそのまま流さないほうがよいものもあります。

特に油性の絵の具や溶剤などは注意しましょう。

絵を始める方がいれば、悲しいことかもしれませんが止める方もいますし、続けられなくなってしまう場合もあります。

一人でも多くの人がアートの楽しさに触れて、豊かな人生を送れるように願っています。

アートライフで人生を豊かに!

それではまた、別の記事でお会いしましょう!

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