【アクリル絵の具】くすみカラーの作り方!簡単な3つの基本ルールを伝授

アクリル絵の具で描いた作品
MakichariX
こんにちは、デザイナーでアーティストのマキチャリックスです!
おしゃれなくすみカラーの作り方をマスターして、一緒にアートを楽しみましょう!

アクリル絵の具で、既製品のようなおしゃれな「くすみカラー」を作りたいと思ったことはありませんか?

実は、たった数色の組み合わせを知るだけで、初心者でも簡単に絶妙なニュアンスカラーを生み出すことができます。

結論から言うと、アクリル絵の具のくすみカラーは「補色を少し混ぜる」「グレーを足す」「茶色を加える」この3つの方法を使い分けるだけで、誰でも簡単に作れます。

この記事では、現役の表現者が実践している「失敗しないくすみカラーの作り方」を具体的に解説します。
最後まで読めば、あなたのパレットから無限の色彩が広がり、作品のクオリティが劇的に向上するはずです。

アクリル絵の具で「理想のくすみカラー」が作れる3つの基本ルール

方法 仕上がりの印象 おすすめの場面
補色を混ぜる 深みのある自然なくすみ 彩度を自然に落としたい時
グレーを混ぜる マット・都会的 統一感のある作品
茶色を混ぜる 温かみ・アンティーク調 植物画・木目調の表現
この章でわかること
・くすみカラーを作る3つの理論(補色・グレー・茶色)
・筆者が愛用する絵の具とその理由

アクリル絵の具で鮮やかさを抑え、落ち着いた色を作るには、単純に「黒を混ぜる」だけでは不十分です。
まずは、プロも実践している3つの基本理論を理解しましょう。

私がよく使うアクリル絵の具は、ターレンス社の「アムステルダム アクリリックカラー」です。
このシリーズは、発色がよく絵の具の硬さが個人的に好きです。

また、大容量タイプも店舗で販売されていることが多く、ラインナップが豊富なうえに、画材店で実際に色を見て選べるのが魅力です。

絵の具を選ぶ際、例えば同じ「赤」でも種類によって微妙な違いがあります。
実際に手に取って色の違いを確認できることは、納得のいく作品を作る上で重要なポイントです。

MakichariX
実際に店舗で色を見て選ぶ時間は、創作意欲が湧く大切なひとときです。
種類の多さは表現の幅に直結しますね。


補色(反対色)を少しだけ混ぜて鮮やかさを抑える

最も美しく色をくすませる方法は、色相環で反対側に位置する「補色」を混ぜることです。
例えば、赤をくすませたいときは緑を、青をくすませたいときはオレンジをほんの少しだけ加えます。

赤、青、黄のアクリル絵の具で作った12色相環

補色同士は打ち消し合う性質があるため、彩度を自然に落とすことができるのです。
意図的にくすませることで、作品に独特の深い雰囲気を出すことができます。

補色を混ぜる量が多すぎると、ただの「汚れた色」になってしまうので注意しましょう。

グレー(白+黒)を加えてマットな質感に仕上げる

より均一で落ち着いた、都会的なニュアンスカラーを作りたい場合はグレーを混ぜるのが有効です。
あらかじめ白と黒でグレーを作っておき、それをベースの色に足していく手法です。

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私は以前、マゼンタやオレンジにグレーを加えてポーリングアートを制作しました。
同系色にグレーを足すと、色彩の統一感がぐっと高まりますよ。

茶色やアンバー系を足して温かみのあるくすみを作る

一番上の列がチューブのままの色、二番目、三番目とバーントシェンナを加えたくすみカラー

アンティーク調やくすみカラーを作りたい時は、茶色(バーントシェンナ等)を活用しましょう。
補色やグレーとは異なり、画面全体に柔らかな温度感を与えることができます。

【バーントシェンナとは】
赤みを帯びた茶色の絵の具で、温かみのある影や肌色を作る際によく使われる定番色です。

【レシピ公開】人気のくすみカラーを作る具体的な混色比率

この章でわかること
・人気の3大くすみカラーのレシピ
・植物をリアルに描くための混色のコツ

大人可愛い「くすみピンク・テラコッタ」

左から「ピンク」「ピンク+ごく少量の緑」「ピンク+少量の茶色」

「ピンク+ごく少量の緑」(ピンク20:緑0.5)または「ピンク+少量の茶色」(ピンク10:茶色1)で、甘すぎない大人のピンクが完成します。
インテリアや小物に馴染む、洗練された印象になります。

くすみカラーを作るときは、ベースの色に少しずつ別の色を足し、変化を細かく確認しながら進めるのが納得のカラーを作る近道です。

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混ぜる絵の具の量はアーモンドくらいの絵の具に対して耳かき1杯程度。補色は影響が大きいので混ぜすぎに注意してください。

洗練された印象の「くすみブルー・セージグリーン」

(左2色)ブルーとブルー+オレンジ (右側2色)グリーンとグリーン+赤

特に植物を描く際、チューブから出したままの緑を使うのではなく、赤を少し加えた「くすみのある緑」を使うことで、ぐっと自然な表情になります。

  • くすみブルー ブルー10:オレンジ1
  • セージグリーン グリーン15:レッド1
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植物の葉は一枚の中でも微妙に色が違います。
この手間を惜しまず描くことで、作品に圧倒的な深みが生まれます。

どんな場面でも使いやすい「グレージュ・ベージュ」

白に茶色と黒を足していったグレージュ

白をベースに、茶色と黒を極少量ずつ足していくのが、失敗しないグレージュの作り方です。
少しずつ色を変化させていく過程を楽しむのが、綺麗な色を作るコツです。

グレージュをベース色として制作した作品

写真はグレージュをベース色として制作した作品です。

グレージュにブルーやグリーンなどを混ぜモデリングペーストで立体感を出しています。

最後にシルバーを部分的に塗って光の当たり方で表情が変わる作品に仕上げました。


アクリル絵の具のくすみカラーが「濁る・汚くなる」を防ぐコツ

要点まとめ
・混ぜる色は3色までを守る
・乾いた後の「暗化」を予測する

混ぜる色は「3色以内」に抑えるのが鉄則

色が濁る最大の原因は、多すぎる色を混ぜてしまうことです。
基本は「ベース色+調整色+白」の3色までに留めるよう意識しましょう。

MakichariX
私も何度も混ぜすぎて失敗してきました。
「また作り直せばいい」という気楽な気持ちで挑戦することが上達への近道です。

乾いた後の色の変化(暗化)を計算に入れる

(左)塗った直後の色(右)30分後の乾燥した色

アクリル絵の具は、乾いた後の方が少し暗く見える「暗化(ダークニング)」という特性があります。
感覚を掴むまでは、パレット上で理想より少し明るめに色を作ることを意識してみましょう。

【実践】くすみカラーをより美しく見せる塗り方と活用術

下地の色を工夫して奥行きを出す

真っ白なキャンバスよりも、あらかじめ薄いグレーや茶色を下塗りしておくと、くすみカラーがより引き立ちます。

特におすすめなのが「グレーズ技法」です。
下地にモノトーンやセピアカラーでベースを描き、その上からアクリル絵の具の透明性を活かして色を重ねることで、深みのある色彩を生み出すことができます。

(左)下地としてセピアカラーで着色 (右)下地の上から重ね塗りしたモンステラ ※画像合成で並べています。

筆跡を残す・残さない?表現別の使い分け

左半分はベタ塗り、右半分はモデリングペーストで厚塗り

フラットに塗ればモダンな印象に、筆跡をあえて残せば重厚感が出ます。

さらにモデリングペーストを混ぜれば立体的な表現も可能です。
作る色の雰囲気(都会的かアンティークか)に合わせて、筆使いも変えてみましょう。


アクリル絵の具のくすみカラー作りでよくある質問(FAQ)

よくある質問
  • Q:市販のセットを買うのと、自作するのはどちらが良い?
    A:自作がおすすめです!オリジナルのカラーが作れるだけでなく、混色の経験が身につきます。
  • Q:100均の絵の具でも作れる?
    A:作れますが、発色はメーカー品に劣る印象です。販売用の作品には信頼できるメーカー品を使いましょう。

まとめ:自分だけのくすみカラーで作品の質をワンランク上げよう

くすみカラーの作り方をマスターすれば、既製品にはない、あなただけの繊細な世界観を表現できるようになります。

MakichariX
くすみカラーを覚えることで、今までにない新たな作品が生まれるはずです。
アートライフで人生を豊かにしていきましょう!

それではまた、別の記事でお会いしましょう!